さくらインターネットサーバでのCPAN導入を完全に手順化して見た
(この記事の内容は古くなっています、現在はcpanmを使ってモジュールをローカルにインストールするのが簡単でしょう。cpanmによるローカル環境構築を見てください。)
otsuneさんのところでさくらインターネットのレンタルサーバでCPANを使用する方法が紹介されているのですが、一部手作業が発生するので、すべてコピペで実行できるように手順化してみました。
さくらインターネットサーバcpan導入手順
# ライブラリのためのディレクトリの作成 mkdir -p ~/local # CPANの設定ファイルを作成 echo no | cpan # cpanコマンドの設定ファイルMyConfig.pmの書き換え # ( __END__の行まで一気にコピーして実行してください。とまった場合はEnter ) perl - ~/.cpan/CPAN/MyConfig.pm > ~/.cpan/CPAN/MyConfig.pm.edit while(<>){ if( /^\s*\};/ ){ print q# 'make_install_arg' => qq[SITEPREFIX=$ENV{HOME}/local],#, "\n", q# 'makepl_arg' => qq[INSTALLDIRS=site LIB=$ENV{HOME}/local/lib/perl5 PREFIX=$ENV{HOME}/local],#, "\n", q# 'mbuildpl_arg' => qq[./Build --install_base $ENV{HOME}/local],#, "\n", q# 'urllist' => [q[ftp://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/lang/cpan/], q[ftp://ftp.ring.gr.jp/pub/lang/perl/CPAN/]],#, "\n", q#};#, "\n"; } elsif( !/^\s*'make_install_arg'/ && !/^\s*'makepl_arg'/ && !/^\s*'mbuildpl_arg'/ && !/^\s*'urllist'/ ) { print; } } __END__ # 編集したファイルで現在の設定ファイルを上書き mv -f ~/.cpan/CPAN/MyConfig.pm.edit ~/.cpan/CPAN/MyConfig.pm # Perlのライブラリの場所の設定 echo 'setenv PATH $HOME/local/bin:$PATH' >> ~/.cshrc echo 'setenv PERL5LIB $HOME/local/lib/perl5:$HOME/local/lib/perl5/site_perl' >> ~/.cshrc # BSDPANのエラーを回避 echo 'setenv PKG_DBDIR $HOME/local/var/db/pkg' >> ~/.cshrc echo 'setenv PORT_DBDIR $HOME/local/var/db/pkg' >> ~/.cshrc echo 'setenv INSTALL_AS_USER >> ~/.cshrc' echo 'setenv LD_LIBRARY_PATH $HOME/local/lib' >> ~/.cshrc mkdir -p ~/local/var/db/pkg # .cshrcの内容を環境変数に反映 source ~/.cshrc # cpanの最新版へのアップデート cpan -i Bundle::CPAN # インストールが始まり依存するモジュールもインストールするか聞かれるので、Enterを押す。( ちょっと長い )
これでcpanが使用できるようになります。
なんらかの事情で作業をやり直したい場合
この作業でいじっているのは、~/local というディレクトリと~/.cpanというディレクトリと、cshの設定ファイルである、~/.cshrcというファイルです。
作業を最初からやり直したい場合は、 ~/local と ~/.cpanディレクトリを削除します。
また、~/.cshrc をviで開いて末尾に追加された項目を消してあげます。