index関数 - 文字の検索
index関数を使用すると文字列を検索することができます。
第1引数には検索対象の文字列、第2引数には検索したい文字列を指定します。第3引数には検索開始位置を指定することができます。省略した場合は文字列の最初から検索が行われます。見つかればその位置を、見つからなければ-1が返却されます。
my $pos = index($target, $str);
2回目に出現する文字を検索する
my $word_love_pos_second = index($message, 'love', $word_love_pos_first + 1);
indexの第3引数に、検索開始位置を指定することができる。1回目の検索で、発見した位置の次の位置を指定する。
検索した文字のすべての位置を取得する
{ my @found_positions = (); my $found_posision = -1; while (1) { $found_posision = index($message, 'love', $found_posision + 1); last if $found_posision == -1; push @found_positions, $found_posision; } print "見つかった位置: " . join(', ', @found_positions) . "\n"; }
while文で、戻り値が-1になるまで,index関数を繰り返す。
日本語を扱いたい場合
index関数で、日本語を正しく扱うには、文字列が内部文字列になっている必要があります。内部文字列については、以下の記事をご覧ください。
正規表現で検索する
文字列の検索は正規表現を使って行うこともできます。文字の位置ではなく、対象の文字列を指定したい場合は、正規表現を使いましょう。
# 正規表現を使ってKenが存在するか調べる my $message = "I'm Ken"; if ($message =~ /Ken/) { ... }
index関数を使ったプログラミングのサンプル
index関数を使った、カンマの最初の位置を調べるサンプルです。
# カンマの最初の位置を調べる my $csv = 'aaa,bbb,ccc'; my $pos = index($csv, ',');
文字列が見つかった場合にのみ処理を行うサンプルです。
# 文字列が見つかった場合にのみ処理を行う my $string = "I'm Ken"; my $search = 'Ken'; if (index($string, $search) != -1) { print "Found\n"; }
その他のサンプルです。
use strict; use warnings; my $message = "love love love."; # index関数を使って文字を検索 my $word_love_pos_first = index($message, 'love'); # 二つ目のloveを検索 my $word_love_pos_second = index($message, 'love', $word_love_pos_first + 1); print "First: $word_love_pos_first, Second: $word_love_pos_second\n"; # 繰り返し検索 { my @found_positions = (); my $found_posision = -1; while (1) { $found_posision = index($message, 'love', $found_posision + 1); last if $found_posision == -1; push @found_positions, $found_posision; } print "Found: " . join(', ', @found_positions) . "\n"; }
出力結果
First: 0, Second: 5 Found: 0, 5, 10