データの種類を覚えよう | Rstats入門(統計解析・科学技術計算)
Rstatsで利用できるデータ型を覚えましょう。Rstatsの型は、R言語の型と同じです。
NULL - 何もない
何もないということを表現するのにNULLを使用します。配列の初期化やnames属性などの属性を取り除くときに利用できます。
NULL
欠損値 NA
欠損値はNAで表現します。NAというのはデータの欠損を表します。
NA
非数 - NaN, Inf(不動少数点演算のみ)
NaNは、NAと名前はにていますがまったく異なるものです。NaN不動少数点の演算において、数として表現できないことを意味します。
NaN
たとえば、「0/0」という演算の結果は、数として表現できないので、「NaN」になります。
また、浮動小数点の演算が、無限大として表現できる場合は「Inf」が返ります。
=====
Inf
たとえば「1/0」という演算の結果は「Inf」になります。
文字列
文字列を作成するには、Perlの文字列を「c_」関数の引数に指定します。
c_("abc");
数値
数値を作成するには、Perlの数値を「c_」関数の引数に指定します。
c_(34.4);
複素数
複素数を表現するにはi_を使用します。たとえば「1+2i」という複素数を表現するには「i_」関数を使って次のようにします。
1 + 2*i_
数値の「1」と複素数「1 + 0*i_」は異なるので注意してください。
論理値
論理地は「TRUE」と「FALSE」で表現します。
# 真 TRUE # 偽 FALSE
省略形としてT_とF_を使うこともできます。
# 真 T_ # 偽 F_
日付(実装未)
日付型が存在しますが、現在は、未実装です。