AUTOLOAD - サブルーチンのオートロード
Perlではサブルーチンが存在しなかった場合に呼び出されるAUTOLOADというサブルーチンを定義することができます。これをサブルーチンのオートロードと呼びます。
package MyModule; aaaaiiiii( 1, 2 ); our $AUTOLOAD; sub AUTOLOAD { # ... }
our $AUROLOADを定義しておくと、呼び出された関数名を取得できます。
オートロードは何のために使うの
日常の仕事でプログラミングをするときは、オートロードを使う必要性はほとんどありません。また、モジュールを作成するときも、オートロードを積極的に使う理由はありません。
オートロードの呼び出しは、非常に遅く、代替的な手段がたいていの場合はあります。
アクセッサを作りたい場合は、evalで動的に生成したり、サブルーチンのリファレンスを型グロブに代入する方法のほうが、パフォーマンス的にも優秀です。
Perlで、唯一オートロードでしか実現できない機能があります。それは、オブジェクトにメソッドを生やすということです。普段は使うことはないですが、フレームワークでこの機能を実現したいという場合は、唯一の手法になります。
サンプルプログラム
サブルーチンのオートロードのサンプルです。
use strict; use warnings; # AUTOLOAD サブルーチン # ・定義しておくとサブルーチンの名前を発見できなかった場合に呼び出されます。 print "1: AUTOLOAD で、存在しない関数を呼び出す\n"; # どこにも定義していない関数を呼び出すと。 aaaaiiiii( 1, 2 ); # これが呼ばれます。 sub AUTOLOAD { # $AUROLOAD を定義しておくと、呼び出された関数名を取得できます。 our $AUTOLOAD; # 関数名と引数を受け取れます。 my (@arg) = @_; print "AUTOLOAD が呼び出されました。\n"; print "呼び出そうとした関数は、 $AUTOLOAD です。\n"; print "引数は、" . join(',', @arg) . "です。\n"; }